住宅ローンの「事前審査」は物件探しの前に!
住宅購入に至るまでのプロセスの中で重要なポイントはいくつかありますが、住宅ローンの「事前審査」は最も重要なものの1つです。
主な理由としては
・借入可能額を把握し、効率よく物件選定に生かす
・資金ぐりの対策が立てやすい
・物件の売買契約後の解約リスクを減らす
・買い付け申込や条件交渉に有利
・売買契約を円滑に進める
などです。
では、上記の項目の具体的な所以を解説していきます。
住宅ローン借入可能額の把握
住宅ローンは年収額の多寡で決まるとは限りません。
年齢や収入状況、健康状態や過去の返済履歴など信用情報から総合的に判断されるものです。
マイホーム購入の話が進めば進むほど、お客様の期待値も上がっていきます。
万が一「借入ができない」結果となってしまった場合、費やした時間と情熱は無駄になってしまい、お客様の精神的ダメージは計り知れません。
また、住宅ローンの借り入れが可能な場合も『借入可能額』がお客様の期待する額とは数百万単位で違っているケースも多々あります。
そのほか、金融機関から融資条件として「物件代金の⚪︎割を自己資金でご用意ください」などの提示があった場合、事前に知っておくのと唐突に言われるのとではどちらがスムーズに対応できるかは明白です。
マイホームを検討する際は「事前審査」で早めにご自身の状況を確認し、資金ぐりの対策を立てやすくしておきましょう。
事前審査のタイミングはいつ?
結果からお伝えすると、事前審査のタイミングは「物件探し前」です。
なぜなら前述のように、借入可能額がお客様ご自身の予測とずれてしまうと、せっかく時間と労力を使って探した物件も変更になる可能性は大いにあります。
また、事前審査で個人信用をチェックしておけば実際に買い付け物件が決まった時も、物件の担保評価だけになりますので「審査期間」を縮めることができます。
借入可能額の把握は資金計画にも関わってきますので、できるだけ早めに知っておく必要があるでしょう。
物件買い付けの“通行手形”は「事前審査通過」!
不動産仲介業者は、ローンの事前審査を行なっていない場合、買主が物件の買い付け申し込み(購入の意思表示)をしても”支払いができるかどうか”が分からないため売却の話を進めることができません。
実際には申込の段階で事前審査の承認用紙を添付して提出するのがほとんどです。
物件をしっかりと売却したい売主側に立った時、事前審査を通過している確実なお客様を優先させるのは当然の心理です。
承認用紙なしの買い付け申込が可能だった場合も、ローンの審査を進めている間に他の事前審査通過済みのお客様に買われてしまうことは良くあることです。
また、事前審査でスムーズに希望額が通るとも限りません。不足の事態に対する対策に時間が必要になる場合もあるのです。
長く買い手がつかないような物件であれば買い付けも可能かもしれませんが、事前審査の承認が出るまでの期間は平均3日〜5日です。人気の立地・優良な物件であれば物件数の少ない「鹿児島市内」では事前に準備し、“スピード感”を持って対応しなければ物件取得までの道のりは遠いと言わざるを得ません。
そのほか、「売買契約」は事前審査通過が前提条件となりますし、「価格交渉」などもローン通過後でなければ交渉のテーブルにつくことができません。
経験上、人気の素敵な物件を手に入れるには「運」だけでなく「入念な下準備」が必要になってくると言えます。
事前審査で借入希望額が減額になったら
事前審査で希望額が思っていたよりも減額されてしまった場合、どのような対策が取れるでしょうか。
・他の金融機関で再審査をトライする
・親類に資金援助を相談する
・キャッシング枠があるカードを解約する
・既存の借入を返済する
・夫婦の収入を合算して借り入れる(単独で通過できなかった場合)
などがあります。
金融機関によって審査方法も異なるため、金利など借入条件は多少譲歩が必要かもしれませんが、スタッフの経験上審査が通過しやすい金融機関で再審査を行なってみるなど対策が取れますので、是非すぐに諦めず、一度ご相談ください。
お客様のおうち探しを全力でサポートさせていただきます。
事前審査に必要な書類
ここでは事前審査に必要な一般的な書類をお伝えします。詳しくはヤドカウスタッフまでお尋ねください。
・事前審査申込用紙
・健康保険証
・運転免許証
・源泉徴収票(確定申告をされている方は3期分)
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